草津月 2023
尋常ではない暑さにグッタリとする夏の盛り。
相も変わらず夏季休暇は引き籠り期。
毎度の如く、このままではいかんと気力を振り絞ってフラワーセンターへ出かけたのです。
この時期は夜間開園などもあるので迷いましたが、夕方まで過ごしたら家を出る気力が消失してしまう…という拠無い事情の元、燦燦と照り付ける太陽の下を散策してきました。
毎年、もう咲いてないだろうと思いながら行くと、少しばかり咲いていてくれる名残の蓮。
今年は季節外れの藤が咲いているのまで見ることが出来たので、尽きかけた気力が回復気配に。
気力だけ回復傾向にあるとはいえ、やはり体力の方は如何ともし難く早々と休憩タイムを挟みました。
日本庭園にて涼みつつ水分補給をしたのですが、枝垂れ槐が咲いているの発見。
ただ、時期的には終わり頃なのか、暑さのせいなのか、地面を這うような位置に咲いていたので説明書きにあったような優美な枝垂れ姿…とはいかなかった感があります。
日陰で休憩して少し体力が回復したとはいえ、炎天下は流石にキツ過ぎるわけでして。
直射日光よりはマシであろうグリーンハウスへと向かいました。
ブーゲンビレアは、説明書きをみていつも驚くのですが、小さく咲いている三つのクリーム色のが花なのだそうです。
頼りにならない記憶力を、新鮮な驚きに満ち満ちてイイね! と開き直りつつ、歩を進めますと、紫と白の対比が美しいヂュランタという花が目に飛び込んできました。
例によって例の如く、ワタクシの技術では白の方がやや残念な映り具合ではあるのですが、熱帯の植物だけあって猛暑のなか実に活き活きと咲いている感があります。
胡乱な記憶力により恒例の「こんな花、咲いてたんだ」は、ほこばヤトロファです。
日差しの強さか、赤の花弁の鮮やかさなのか、南国の雰囲気が強い気がします。
別名の一つに鉾葉提琴桜というのがあるようですが、言われてみれば提琴(ヴァイオリン)に見えなくもないような。
そして、見えなくもないような??? とハテナが沢山ついてしまったのは、バットフラワーでした。
名にあるように、蝙蝠のような花ということだと思うのですが、蝙蝠??? 見えるかな??? と首を傾げざるを得ない。
帰宅後に検索してみたのですが、ワタクシの写真の撮り方(角度的な)が悪い、という結論に落ち着きました。無念。
最後に、この時期恒例な食虫植物展示からムシトリスミレです。
今年も綺麗でほっこりしたのですが、説明書きに「キッチンのコバエを捕るならこれ!」という強烈なコピーがついていました。
と、グリーハウスから出た瞬間の日差しに止めを刺されそうになったところで、帰宅の途へつきました。
連日猛暑でグロッキー状態ですが、何とか鑑賞に出かけられたのは気分転換としては良かったです。
来月もまだまだ暑そうな予報に戦々恐々としつつ、来月も鑑賞に出かけられるといいなと思います。